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建築の歴史から見るパッシブデザインの話し

2017.06.13

【音量注意】 ゲームのような音楽が流れます

パッシブ(受動的な)デザインとは、自然環境を活かしてすまいづくりをするという考え方です。

 

高層マンションなどで5階以上の高層階とそれ以下の低層階で比較した時

妊婦の死産率が高層階に行くほど増えるそうです。

 

一説では、地面から離れれば離れる程、虫の羽音や草木の揺れる音で発生する高周波音が聞こえず

心理的な影響が出るという説も読んだ事あります。

 

私たちが住むこの福島県茨城県の太平洋沿岸は、自然の風を上手に利用すれば、夏は涼しく、窓を開けて快適に。

冬はカーテンを開けて陽だまりで暖かく過ごすことが出来るのです。

建物の性能や、空調の性能だけで快適さを求める事だけではなく、パッシブ(受動的)なデザインで建物を作る。

 

たとえば、突然降り出した雨の音。

夏の夜のカエルの鳴き声。

秋の鈴虫、コオロギの鳴き声。

f分の1揺らぎ効果をもたらすような音だって、窓をカラッと開けて建物に取り入れられるのです。

 

そんな話から建物を考えていくと、間取りやコストにも大切な事が見えてきます。

日本の建物を地域別・環境別に見たとき、どのような事からそのデザインにつながったのか?を

ちょっとわかりやすく描いたアニメを作りました。

どうぞご覧ください。